今回は、グローバル・ロイズさんの「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」
について記事にしていきます!
「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」とは?
【特定商取引法に基づく記載】
販売者 グローバル・ロイズ株式会社 松山裕典 所在地 東京都新宿区西新宿6-16-6
新宿タツミビル801電話番号 03-6240-4430 Eメールアドレス neo-scal@fx-lloyds.com URL https://fx-lloyds.com/sl/neo-scal/index_re.html
引用元:https://fx-lloyds.com/law/?id=ns
さて!
早速ですが「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」がどのような
商材なのか見てみましょう。
書道師範の免許を持つ”書道家”異色のトレーダー倉本知明(くらもとちめい)氏が
開発したといわれるトレンド相場を狙った1分足スキャルピングです。
トレードルールはいたってシンプルでこの商材サインツールに従って
エントリーから決済まで行うみたいです。
「評判・口コミ」
では、評判・口コミはどうかをみてみましょう
ブレイクアウト手法とはいったものの
その後その方向に行ったらプライスゾーンを基準にしているのかはわかりませんが
押し戻しでのエントリーもある為ブレイク手法ではあるもののその後トレンドが
続くようであればトレンドフォローをするような感じにみてとれます。
詳しい数値などはわかりませんが世に出ている手法はだいたい中級者以上であれば
みな聞いたことがある・知っているといったものがほとんどなので(経験済みです)
購入はおすすめはしないですね正直、
順張り・逆張りしかないのにいろんな商材に手を出しても仕方ないです。
引用元:http://www.info-bonbon.com/investment/ne9ostm.html
この手法、実は致命的な弱点があります。
既に知っている方は知っているでしょうし、
気付いている方は気付いている事でしょう。
それは、ダマシサインが結構ある事です。
これはロジックの都合上、仕方がないとも言えます。
失敗すると「天」&「底」でつかまり、損失が拡大してしまう可能性もあります。
引用元:https://fx-johosyozai-review.com/neo-scalping-fx/
投資歴3年ということですが、公開できるトレード履歴はたった2か月。
「年収3000万円、5000万円は当たり前」
「月収200万円、300万円」
「1ケ月で5000pips、7000pips」
「勝率が8割、良いときには9割も狙える」
などと謳っていますが、その数字が本当ならせめて1年分くらいの
トレード履歴を開示してはどうでしょうか?
引用元:http://dz17.net/archives/2984
「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」のメリット
「ネオ・スキャルピングFX」は、完全無裁量でもそこそこの成績を残せる
みたいですが応用編として裁量判断を加えることでトレードの精度を高める工夫がなされています。
- トレンドステップ
- グリーンバンド
- レッドライン
- プライスゾーン
補助ツールとして上記4点が用意されているとこはメリットといえるでしょうか。。。。
「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」のデメリット
1⃣公開されているトレード履歴がわずか2ヶ月間のみ
評判・口コミにもありましたが
販売ページ上で公開されているトレード履歴は、わずか2ヶ月間のみです。2019年4月と5月だけ。
バックテスト期間としても短いしですし、フォワード成績もないんです。
これでロジックの優位性を語るのは、信ぴょう性に欠けますね。
2⃣労力の割には効率の悪い”1分足スキャルピング”
本商材は付属のツールによって、チャート上に矢印サインを点灯させます。
ENTRY後は、OCO注文(※注)によって利確と損切りを予め設定しておくため、基本的には放置です。
(※注OCO注文とは、2つの注文を同時に発注し、
一方の注文が約定するともう片方の注文がキャンセルされる注文です。
決済時は、利益確定の指値と損切りの逆指値注文を同時に発注できるため、
リスクコントロールを考える上でとても有効な注文方法です)
ただ、OCO注文をと入りれているとはいえ、1分足スキャルピングは
非常に効率の悪い手法であります。
一月に2400回ものトレードチャンスがあるということは、1日にざっと120回です。
机上では勝率は73〜76%。120回のうち40回は負けるということです。
損切り幅は小さく設定されていますが、一度のトレードで得られる利幅も(1分足なので)
決して大きくないため、コツコツと積み上げていかなければなりません。
労力がかかる割には、割りに合わないトレードなんですね。
3⃣ロジックとツールに優位性が見受けられない
この手のツールは結局は「裁量」を入れることを前提として作られています。
(完全無裁量を謳っているとはいえ。。。。)
エントリー、ピラミッティング、決済にしても
ただ愚直にサインに従って行えばいいというわけではなく
サインの取捨選択、つまり裁量判断が必要となります。
とはいえ、サインの精度が高ければ
裁量判断の協力なサポーターとなりますから導入してみる価値はありますが、
「ネオ・スキャルピングFX」の販売ページでは
グローバル・ロイズ株式会社内で行われたデモトレードらしき検証結果しか公開されてないんです。
倉本知明氏本人が、この手法、このツールで行った
実践トレードの結果はどこにも公開されておらず、優位性は見受けられません。
そもそも倉本知明氏は信頼できるか?
今回、開発者である「倉本知明氏」自体が、トレーダーとしていかがなものでしょうか?
倉本知明氏のこれまでのトレードロジックを分析することで、
「ネオ・スキャルピングFX」の本質を紐解いてみたいと思いますが、
「倉本知明氏」の得意ジャンルは「酒田五法」みたいです。
「酒田歩法をこよなく愛し、現代分にアレンジしてロジックを再構築」
したFX商材として『画竜点睛』を過去に販売しています。
では、『ネオ・スキャルピングFX』のベースが酒田五法かといえば、そうではないんですよね。
長期と短期のボリバンで押し目や戻りを拾って順張り方向に仕掛けるトレンドフォロー
どちらかといえば、Oval Prime FX(=コウスケ氏)が過去に販売した
『JBB2018』という商材をベースにして、倉本知明氏がアレンジを加えた手法になっております。
そもそも今回のキャラ設定もイマイチですし、書道とFXを関連付けているのも正直意味不明です。
まとめ
今回は、「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」ついての検証をしてみましたが、
たしかにトレンド時のシグナル精度は高いかもしれません。
しかし、トレンド形成中は、どんなシグナルでも容易に勝てるものですよね。
結局は、トレンドフォローにおける最大の課題は、いつトレンドに乗るかのタイミングです。
ここが一番難しいのです。
トレンドかと思えば戻されたり…これの繰り返し(涙)。ここで多くのトレーダーが損失を被っており、
(損切り幅が小さければわずかなノイズで引っかかり、損切り幅を大きくすれば一度の損切りでマイナスが膨らむ…)
結局、トレンドフォローで利益を残すには、損切り(ダマシ)を必要経費として割り切り、淡々と仕掛けるしかないのです。
ダマシによる必要経費が嵩むならば、トレンドに乗れた時はある程度の利幅を確保したいですよね。
だったら1分足よりももっと長期足(1時間足〜)で仕掛けたい。
1分足でトレンドに乗れたとしても、よくて数十pips。悪ければ数pipsの利幅しか得られません。
幾度の損切りに耐えてこの程度の利幅では、割りに合わないのではないでしょうか。
そして、開発者の「倉本知明氏」の説得力・信ぴょう性に欠けるというのが素直な感想で、
今回の販売ページやPVを見ていても実践でどこまで通用するか判断できません。
以上の点からも、私はこの「ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)」は、お勧めいたしません。